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ジュリエットからの手紙-3

そっと封筒を手に取り、開封した。

ドキドキしながら、中の便箋を取り出す。

正座をしたまま、便箋を開いて読み始めた。



『つくしさんへ


あなたの気持ちはとてもよくわかるわ。

彼への気持ちが真実なのも、彼からの気持ちが真剣で偽りないことも。


彼はきっと、あなたが恋人の気持ちを持ち続けたいという気持ちもわかってくれるわ。


おひさまの下のピクニック、ちょっとしたウインドーショッピング、人混みの中そっと手をつないでみる花火大会、

二人で行く初詣、日本特有のきれいな桜道を歩くこと、紅葉狩り、

なんでもないような日常にきっと幸せがあふれてくるのね。



まだまだ、二人で過ごしている時間の短さに切なさともどかしさが伝わってくる。

出来ないとあきらめるのではなく、出来ることに目を向けてみては?

桜道を歩けなくても、桜の花をを二人で見つめることはできるはず。

人混みではないけれど、二人でそっと手をつないで花火をみることは?


忙しい彼の心配ばかりしていて、それが当たり前になってしまって

きっと、自分の彼への思いの行き場を探しているのね。

でも、その思いは受け止めてくれる彼にきちんと向けてね。


結婚という形はとてもわかりやすくて、二人でいることの理由ではあるけれど

二人でいることと結婚をすこし離して、思うのもいいかも。

彼といたいと思う気持ちは伝えてあげてね。

きっと、あなたをおもう彼ならすべてをわかってくれるわ。



・・・・・・・・・・・・・・・ジュリエットの秘書』




つくしはそっと便箋を胸にあてた。

結婚、結婚といってくる道明寺にどうしていいか、解決策はないけれど、なんとなくどんなことでも受け止めてもらえるような気がしてきた。

だって、一応恋人なんだよね。

改めて、自分の道明寺への思いを再認識しながら便箋を見つめる。

「ん?」


そっと、便箋を閉じようとして、その厚みに違和感を持った。




そして、便箋をめくると次の手紙があった。


『牧野つくしさま』


きれいな筆跡に不思議に思い、便箋の一番下をみると

『道明寺楓』


なぜ???????
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