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琥珀色26

車を降りると、フラッシュに目がくらみそうになる。

慣れているとはいえ、いい気分にはなれないな・・・・・。

総二郎のためとはいえ、気が進まないな・・・。


本当は来たくなかった。

しかし、総二郎の婚約発表の会ということになれば、欠席できない。

欠席しても総二郎は許すだろうが、外野が騒がしくなり、俺がこの婚約に反対しているとも受け取られかねない。

騒がしい喧騒に進んでいく。

車の中で西田から、彼女が来ていることを聞いたことのほうが大きいかもしれない。


**************************

この会の招待状を渡しに総二郎が1週間前に屋敷に来た。

その時から落ち着かない。

総二郎からは、彼女との日本文化を広める関係で出会ったことと今までの経過を知らされた。


「世の中にはそっくりさんっているもんらしい。」

「優紀も俺もあったが、全くの別人だったよ。司・・・・・。欠席でも大丈夫だ。」


とても、気を遣わせていることが分かる。
彼女もたぶん参加だろうと教えてくれた。
逢いたくないならと 俺の欠席が、自分の婚約の足を引っ張ることになっても俺の気持ちを優先してくれている。
いままで、どれぐらい心配させてきたか・・・。

「別人だろ。気にしすぎだ。」

総二郎はほっとした顔で

「じゃあ、当日待ってる。」

そう言って帰って行った。

**********************************


今日は、パートナーなしで、いやいつもいないのが今の俺だ。

早速、前に契約したおやじに捕まり、ながながと社交辞令だ。

離れた位置にいたあきらと目が合い、友人がいたことで挨拶をしてその場を離れる。


「華やかだな。」

あきらに話しかけると、

「まあ、婚約発表だからな。」

そのまま、二人とも視線が今日の主役にそそがれる。

「幸せそうだな。」

あきらが優しそうに見つめたのに気がついたのか、総二郎が手を挙げた。

あきらが目線を俺に戻して

「俺も総二郎から聞いている、大丈夫か?」

あきらの発言に

「ふっ。・・・・・お前たち過保護だな。禿げるぞ。」

「おまえ、人の心配を・・・・」


「つかさー!!」
「お久しぶりです。道明寺さん。」

滋と三条が合流してきた。
あきらが滋の登場にこめかみを押さえる。

「今日はビジネスじゃないじゃん。」

滋の発言も総二郎の祝い事の集まりのためか楽しそうだ。


「来てくれてサンきゅ。」
「ありがとうございます。」
4人でいるところに総二郎と松岡がやってきた。

表向きは日本文化の普及となっているが実質は二人の婚約披露。

6人で婚約の二人をからかいながら過ごしていると、とても気になる気配を感じる。

他のやつらは何も気が付いていない。

何の気配だ・・・・?

視線を気になるほうに向けていると、彼女がパートナーと現れた。

俺がずっと同じ方向を見ているのにみんなが気付き、みんなの視線も彼女たちに注がれる。


「司・・・・・。」
「道明寺さん・…」

みんなの声が聞こえるが視線がそらせない。


会場に入ってきた二人は、知り合いと思われる人と挨拶を交わしていたが、こちらの視線に気がついた。

今日のメインの二人がいることもあり、連れだって歩いてくる。

「本日はおめでとうございます。」
そう言って、傍に立つ男が総二郎にあいさつをした。

「本日はおめでとうございます、優紀さん」
彼女が声を発した。






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コメント

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No title

気になります。つくしなねかな?
つくしなら優紀さんって言葉がさみしいな(>_<)
続き楽しみにしています!

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