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琥珀色15

司「そういうお前らはどうなんだよ」

やつあたりをすませて、3人に問いかけた。

喧騒から離れて、テラスに出てきた。

夜風が人混みのいやな熱気を取り払ってくれる。

頭をさすりながら、それぞれが答えていく。
当然、類は無傷でいたが

あきら「おれんとこは、親がああだからなあ・…。30までに自分で決めないと親が連れてくるってさ」

司、総、類 「「「ああ、あの親ならなあ」」」

見事にはもっているのを、苦笑いしたあきらは

あきら「おまえらに、言われたくない」

総「まあ、俺んとこは何人も候補が次々来てる。そろそろ、決めなくちゃなあ」

類「裏方完璧タイプなら、なんとかなるんじゃないの?」

類がなにか言いたげに、総二郎をみつめている。

わけありがいるような感じはあったが、誰もいままで口にしなかった。

司「いざとなれば、後見人になってやるさ」

もう、俺のような思いをしてほしくなくてつい言葉が出てきた。

驚いてみてくる総二郎がうらやましい。

司「いるんだろう。」

総二郎が、押し黙った。

司「覚悟ができたら紹介しろよ」

じっと何かを考えるようにしていた総二郎が、ふっといつもの笑顔を見せた。

総「もう少し、待ってくれ。」

司「分かった。」

あきら「俺も忘れんな」

類「そうだね」


四人でこぶしをぶつけ合った。
言葉はこれ以上必要なかった。

ただ、守りたいと本気で思える人がいる総二郎がうらやましい。

たぶん、あきらも類もあいつのことを思い出している。

あの頃の自分に力があれば、つらい思いをしなくて良かった。
もっと守ってやれたのに・・・・。

一緒に見た土星の方向に向かって、思いをはせた。
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