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琥珀色6

司 side


 
「過労だし、ゆっくり寝てろ」

そう言い捨てて、帰った総二郎がいなくなり一人になって考えた。


過労?
刺されただけだろう?

気にはなったが、なぜか聞きたくなかった。

あいつ、

あいつは…?

あいつって誰だ?

薬のせいか、意識を失うように眠っていた。

起き上がって、病室に届けられる書類と格闘する。

入院して場所が変わっただけで仕事をこなしている。

よくじつには会社に出社していた








倒れてから3日後、会社に類がきた。

難しい顔をして、疲労感が漂っている。

最近の花沢は、業績も好調のはず。

まだ、大学4年の類にとくに政略結婚の話も聞こえては来ていない。



アポもきちんと取って、類らしくない行動に違和感を覚えながら、ソファーに向かい合う。


類は、西田のほうに目線を向けていた


西田も雰囲気を察してか、コーヒーを置いて退出した。


司「倒れて見舞いにも来ないなんてな」


類「来てほしかったの?すぐに退院したくせに」


司「・・・・・。あんな病人ばかりのところに入れるかよ」


相変わらずの反応にちょっとホッとした。



類「お願いがあるんだ」


司「珍しいな。」



類「司のとこなら、何かつかめるかなって」


司「きな臭いことなら、あきらんとこだろ」


類「どんなことでもいいから、欲しいんだ」


司「……」


類のまじめな顔を見ていると何も言えなくなった。

そんなにまでして知りたいことってなんだ?


無言でいることを了解と取ったのか、類が続けた


類「3日前に、消息を絶った飛行機の行方」

司「・・・・・・・何のために?」

類「言いたくない」

司「は?」


まじめな顔をして、向かい合うことにばからしくなった。
そういえば、こいつはこうゆうやつだった。

司「調べてもらうくせに、言わないのかよ。」

類「司は知らなくてもいいことだよ」


相変わらず、意味が分かんないが類の願いか。


西田を呼びつけた。


司「3日前に消息を絶った飛行機の行方を調べろ」


西田「花沢様の依頼ですか?」


類「そうだよ」

西田は類と目で会話をして、ため息をついた後、手元の手帳に挟んである封筒を差し出した。


西田「それでしたら、これを」

西田が封筒を類に差し出した。

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